No.99 ローズヒップ、天然の酸化防止剤として期待大
~ローズヒップをはじめとした数種の果実の抗酸化作用の検証~
赤く色づいたカニナバラの実、ローズヒップはビタミンCをレモンの何十倍含み、美しく美味しいハーブティーとして人気が大きい。
Egeaらはそのローズヒップをはじめ、南ヨーロッパに自生するいくつかの果実を対象として、抗酸化作用を調べ、人工の酸化防止剤と比較した結果も併せてPlant Foods for Human Nutrition 2010年3月号に発表している。
抗酸化作用は、ヒドロキシラジカルや過酸化水素、そしてトロロックス当量を指標にして調べられた。そして、果実の持つ、フェノール類、ビタミンC、カロチノイド含有量についても同時に調べられた。
その結果、調べた果実はどれもラジカルスカベンジャーとしての働きを示したが、中でもローズヒップとホーソンベリーは大きな作用を発揮したとのこと。過酸化水素除去能とトロロックス当量については大きな幅を見せたが、人工の酸化防止剤に比べても、果実の方がより高い抗酸化作用を示したそうだ。
ローズヒップについては、フェノール類、カロチノイド、そしてビタミンCの含有量が他の果実に比べてかなり高く、これが抗酸化作用の要因となっていると考えられ、Egeaらは、ローズヒップの抗酸化力を高く評価、天然の酸化防止剤として、人工の抗酸化剤の代替として用いることができると述べている。
ローズヒップとハイビスカスは美しく美味しく、とても人気のあるブレンドハーブティー。ハイビスカスについては近年中性脂肪の蓄積を抑えるとの報告が多く、ローズヒップの抗酸化作用と併せて、カラダの中から若く美しくといった美容健康のためのブレンドとして更に期待は高まる。
2/17/2012 Text by Shio Murakami